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医療の現状の課題と解決策   

医師不足が指摘されて久しくなる。近年、医師は統計上では増加の傾向にあるそうだ。しかし現在でも地方では未だに医師不足が解消されていない。というのも、昔は、研修医が学ぶ病院については大学があっせんする傾向にあり、全国で均等に研修医が割り振られる体制があった。しかし、現在は、研修医が病院を選択することが可能となったため、先端医療を行っている病院や総合病院に人気が集まり、地方に研修に行く医師は減っている。また、その流れで就職する病院も都市部が多く人口の少ない市には医師がいない場合もある。

高齢者社会が到来している。そのため、高齢者の中で病院に通う者は多い。現状特に課題となるのは、地方において手術をすることができる病院及び医師がいない場合である。例えば、自分の市や町に医師がいないため、定期的な検診を隣町の個人病院まで行き診察してもらうケース自体は不便であるが、生命に直接問題となるわけではない。ここで考えるべきは、急変した場合の対処である。容態が急変した場合、このように病院がないため手術をすることができず、そのまま息を引き取る場合もある。そのため、住んでいる地域間で救命可能性に大きな差が生じてしまっている。

課題を解消するためには、手術をできる病院を少なくとも地域に一つは設置することである。予算の都合があり、総合病院を全地域に設置することが困難であったとしても、小規模でも良いので手術が可能な体制を国として整備すべきである。医療業界における課題は他にもさまざまなものがある。これらの課題を解決に導くためには、その課題の本質を知っておくことが大切だろう。日本の抱える医療の課題について詳しく記載されているサイト<http://nipponiryonoasu.com>もあるので、ぜひ読んでおきたいものだ。

by tan1nathu | 2018-01-29 04:09

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